エンジンの燃焼形式と燃料の種類

実車用のガソリンエンジンとディーゼルエンジンの燃料

現在、私たちの周りを走る自動車には、音が静かで滑らかな走行をしてくれる快適性の高いガソリンエンジン車と、音は少々うるさいが非常に経済的で力強いディーゼルエンジン車があり、それぞれの用途に応じて乗用車やトラックなどに使い分けられています。そして、そのエンジンには燃料として、皆さんがよくご存じの「ガソリン」と「軽油」がそれぞれに使い分けられています。

■ガソリンエンジンの燃焼は、予め、キャブレター(気化器)で燃料と空気を混合し、シリンダーの中へ導いた「燃料と空気の混合気」へ「火花点火」させる方式のため、僅かな火花でも簡単に火が点き易い、「引火性の高いガソリン」が使用されています。

ラジコン模型用グローエンジンの燃料

■現在、私たちの周りを走る自動車には、音が静かで滑らかな走行をしてくれる快適性の高いガソリンエンジン車と、音は少々うるさいが非常に経済的で力強いディーゼルエンジン車があり、それぞれの用途に応じて乗用車やトラックなどに使い分けられています。そして、そのエンジンには燃料として、皆さんがよくご存じの「ガソリン」と「軽油」がそれぞれに使い分けられています。

■そこで、模型用のグローエンジンでは燃料に「メタノール」を使用し、メタノールの化学的な性質である <ガソリンや軽油よりも分子量が小さく、適度な揮発性と引火性及び着火性を持ち合わせていて簡単に燃焼させ易い> に着目して、ガソリンエンジンのごとくキャブレターで「メタノール」と「空気」を混合し、ディーゼルエンジンのごとくシリンダーの中へ導いた混合気を「ピストン圧縮」し、やや圧縮不足で温度上昇が足りない分を「グロープラグ」の熱源で補い、過熱したグロープラグのフィラメントで「自然着火」させ、爆発・燃焼させる方式になっています。

■また、模型用のグローエンジンでは「潤滑油供給装置」が無い代わりとして、燃料の供給と同時にエンジン各部の潤滑をさせる目的で、「燃料」へ「潤滑油」が混合された「混合潤滑方式」となっております。実際のグロー燃料の構成は、主燃料の「メタノール」と潤滑剤の「オイル」及びメタノールの燃焼を促進させる目的で燃焼促進剤の「ニトロメタン」や、エンジン部品の錆や汚れの発生を防ぐ目的の「各種添加剤」が加えられています。

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